さて、2月3日の節分会まであと数日。
黙々の作業ゆえ、特にブログにするネタはないので本堂内にの天井に下がっている「
籠」について書きましょう。
話ではこの
籠は江戸中期くらいのものだそうで、お寺の住職が諸々の用事で遠出をする際に使われていたかと思われます。
なぜこのようにきれいに形が残っていたかというと・・・
今の養林寺の形状は本堂・庫裏・客間・講堂と全て別に作られ廊下でつながっていますが、明治から昭和にかけては茅葺き屋根の大きな建物で全て一体化していたそうです。
で、この籠はその本堂の屋根裏にずっと保管されていたらしく、囲炉裏から立ち上るススをずっと浴びていて・・・それがいい保存剤となっていたようです。
以前に文化財登録に申請をしたそうですが、「群馬県にその時代の比較対象となるものが存在しない」と言われ、今でも人目につかずぶら下がっています。
まあ、人目につかないところにあるからこそ傷みの進行をゆっくりにしていますがね。
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